英語を勉強している子供が楽しめるような、レベルに合った本が欲しい。
でもレベルに合った本がどれか分からない。
このような悩みを解消する一つの方法として、こちらの記事でLexile指数をご紹介いたしました。
>>レベルに合った英語の本を選ぶのに役立つLexile指数とは
MetaMetrics社が開発したこの指数は世界で広く利用され、AMAZONもこの指数を使い、AMAZONサイト内で「英語難易度別リーディングガイド」を提供しています。
ただし、AMAZONの「英語難易度別リーディングガイド」では、0L~1600L以上の本検索しかできません。
そのため、こちらの記事では0L未満のBRレベルの本の探し方と、BRレベルと、0L~95Lレベルの中でお勧めの絵本を数点ご紹介したいと思います。
BRレベルの本の探し方
残念ながら現在のAMAZONの「英語難易度別リーディングガイド」では、0L未満のBRレベルの本検索ができません。
そのため、BRレベルの本を検索したい時、私はMetaMetrick社のLexile.comを利用しています。(https://lexile.com/)
このサイトでは、Lexile指数または所属学年から本を検索することができます。
読み手のLexile指数を入力すると、推奨される本のLexile指数範囲が表示されます。
推奨される本のLexile指数範囲は、読み手のLexile指数から、下は100L、上は50Lとなっています。
読み手のLexile指数が分からない場合は、所属学年を指定し、さらに、その学年の本を読んだ時に「難しい」「普通」「簡単」、どのように感じるかを入力します。
尚、この所属学年はアメリカの1年生~12年生を意味しており、日本では順に小学校1年生~高校3年生までにあたります。
このように、Lexile指数または所属学年を指定して実行ボタンを押すと、表示したいジャンルを指定する画面が開きます。
興味のあるジャンルだけに絞っても良いですし、全選択することもできます。
検索結果には、本の表紙、タイトル、対象年齢、Lexile指数が表示され、人気順、Lexile指数順、タイトル名順などで並び替えが可能で、大変便利です。
Lexile指数順に並べれば、どのような本がレベルに合っているのか分かるので、簡単に読める本、レベルにぴったりな本、少し挑戦して読む本と、取り交ぜて何冊か揃えてみると英語の幅も広がるのでお勧めです。
BRレベルでお勧めの本
『My D words』 BR120L
Sharon Coan著の『My words』シリーズです。
Dで始まる単語が写真付きでたくさん出てきて、英語を始めたばかりの子供が単語を覚えるために使える本です。
1ページ1文の簡単な本なので、幼児期から使用できます。
『My A words』はAで始まる単語、『My B words』はBで始まる単語というように、1つのアルファベットにつき1冊なので、それぞれのアルファベットがどのような発音をするのかを学ぶにも適しています。
また『My wh words』『My st words』など2つのアルファベットからなる本も用意されているため、アルファベット2つの組み合わせではどのような発音になるのか、自然に触れることができます。
単語力の基礎を作るだけでなく、Aは「ア」、Bは「ブ」の音になるという、フォニックスの勉強の準備としてもお勧めできるシリーズです。
一番易しいのがBR120Lの『My D words』で、一番難しいのが50Lの『My th words』とされています。
0L~95Lレベルでお勧めの本
0L以上の本を選ぶ時は、AMAZONの「英語難易度別リーディングガイド」を利用しています。
前述のLexile.comと指数が異なる本もあるのですが、本のレビューを見たり、そのまま注文もできるのでとても便利です。
『Biscuit wants to play』 20L
可愛い子犬のBiscuit(ビスケット)の様子を描いたシリーズは、柔らかい絵と親しみやすい内容で、アメリカでも子供たちに人気の定番絵本です。
日本でも、これから子供に英語の多読を始めようという方々に人気があります。
手に取って開くと、ホッとするような温かみのある絵本なので、未就学の小さいお子様にもお勧めですし、女の子には特に人気があります。
この「Biscuit wants to play」は、AMAZONの「英語難易度別リーディングガイド」では20Lに分類され、Biscuitシリーズの中では最も難易度の低い本とされています。
1ページに簡単な英文1行~3行程度で書かれており、CD音源付きの物も販売されているので、英語が得意ではない保護者の方もお子様と一緒に楽しむことができます。
「My book about me」 90L
現代のマザーグースと言われるDr.Seuss(ドクタースース)の絵本です。
ドクタースースの絵本は子供が楽しむことを目的として描かれているため、絵も子供が好むような可愛さと愛嬌がありますし、内容もクスッと笑ってしまうような物が多くあります。
日本でも人気があり、日本語訳の絵本も出版されていますが、ドクタースースは英語で読み聞きすることをお勧めいたします。
英語で読み聞きしてリズムや韻に触れてこそ、ドクタースースの絵本の本当の楽しさに触れることができます。
この「My book about me」は、自分の身長や体重、髪の色や目の色、鼻の形などを書きこんで、自分を紹介する自分だけの一冊を作ることができます。
私の英語教室では、通ってくださるお子様が小学校に入学したときや、お誕生日などに合わせて、この絵本をプレゼントしています。
まとめ
レベルに合った英語の本を探すことができるLexile指数をもとに、BRレベルの本と、0L~95Lレベルの本をご紹介いたしました。
AMAZONなどでも簡単に購入することができ、音源がある絵本も多いのでぜひいろいろな形で英語の本に触れていただければと思います。
お子様が一人で絵本を読めるようになれば素晴らしいことですし、親子で一緒に読んで楽しむのも素敵な時間になります。
「子供と一緒に絵本を読んでみたけれど、この単語は知らなかったし、このような言い方も知らなかった」と新しい発見をされる保護者の方もとても多いです。
英語での読書は、英語に継続的に触れるとても良い機会になります。
ぜひレベルに合った本を手に取り、英語の世界を楽しんでいただきたいと思います。