大学入試や入社試験でも民間の英語資格試験の成績が重要視されるようになってきました。
特に大学入試や就職試験においては、TOEICや英検、GTECなどの資格が公式の成績証明として使われ始めています。
資格を持っていると優遇されるというよりも、持っていることが条件とするような学校や企業が多くなり、その重要性はますます高くなっています。
一方、新型コロナウィルスによる影響で、『TOEIC試験の会場に行きたくない』という方が増えたり、そもそも『TOEICに申し込めない』事態が発生したりして、大学入試や就職活動開始までにTOEICのスコアを入手できなくて困っている人も散見されます。
この記事は、TOEICの申込みを躊躇している方や、申し込むことができずに困っている方のために、TOEICに代わる英語能力証明試験としてWEB受験できる『CASEC』についてご紹介します。
CASEC(キャセック)ってどんな英語資格試験なのか?
CASECとはコンピュータで申し込みから受験まで完結する英語の試験で、試験を運営しているのは英検を運営する英語検定協会です。
最大の特徴は受験者全員が同じ問題を解くのではなく、前の問題の成否によって次に出題される問題が変わることです。
受験者によって途中から難易度が変わっていきますので、視力検査のような感じがイメージしやすいかもしれません。
こうすることで、一人一人にかかる受験時間が40〜50分と通常の民間試験に比べて短くすることにつなげています。(TOEICでは約120分)
気になる受験料ですが、リーディングとリスニングの2技能測定で3,600円とTOEICと比較すると安価です。
TOEICのR&Lテストが5,725円ですのでリーズナブルと言えます。
スピーキングの測定もできますが、主に団体受験に限られているようです。
CASECは他の英語試験に比べて手軽に受験可能
他の試験との1番の違いは上でも挙げましたがネット上で受験できるWEB試験であることです。
いつでもどこでも、手軽に受験できますので、忙しい会社員にピッタリの試験としてこれまでは多忙なビジネスマンに人気でした。
しかし新型コロナウィルスによる影響で、『TOEIC試験の会場に行くのは感染リスクが怖い』とか『そもそもTOEICに申し込めない』事態があり、安全安心に受験できる英語能力証明試験として注目を浴びています。
CASECによる英検やTOIECスコアの換算結果はあくまで目安の値にすぎず、公式にTOEICや英検の成績を保証するものではありませんが、TOEICを受験しにくい状況下において、代替の目安として履歴書に記入するには十分に役立ちます。
特に、受験結果を「TOEIC〇〇点」や「英検◯級」のように他のメジャーな試験の成績に換算してくれるので、TOEICや英検を受けることができない人が代替として受験するはもちろんのこと、今後TOECや英検を受けたいと考えている人が、高い受験料を払う前に自分の実力を図る『模擬試験』としても人気です。
【公式】CASEC|WEB受験でTOEICスコアの目安を算出
子供にCASECを受験させる意義
最近は子供が小さいうちから英語学習を始めさせるご家庭も多く、英語学習の進捗度合いを確認するために英検などを受けさせる親も多いようです。
ただ新型コロナウィルスの感染状況が落ち着いていない現状においては、子供を3密になりやすい試験会場に送り出すには不安がつきまといます。
そのため、子供の英語力を確認する手段として英検ではなくCASECを受験させることには、安全安心を確保するという意味で大いに意味があります。
しかも、子供は大きな試験会場で受験することに慣れていませんので、受験会場での試験だと自分の力を十分に発揮できないことがよくあります。
CASECの試験であれば、自宅のコンピュータを使い、『日常の学習の延長として』普段の環境でリラックスして受験できますので、受験会場で試験を受けるよりも良いスコアが期待できます。
CASECはいつ受験するのがベストタイミング!?
CASECはネットから気軽にWEB受験できるので、受験のタイミングは自分の調子が良いときに合わせることができます。
『今日は調子が良いぞ!』と思ったら吉日です。
なお、この試験はパソコン上で行われますので、パソコンの基本的な操作をスムーズに行える環境とリスニング試験がありますのでうるさくない状況で受験できる方が良いでしょう。
試験は40分~50分程度ですので、1時間ほど集中する時間が取れるときに受験するのが良いでしょう。
CASECの公式ホームページでは、実際の試験の流れが確認できるように、練習問題によるCASEC受験を無料体験できます。
練習問題での無料体験試験は『試験全体の流れ』を確認するのが目的になっていますので、5分ほどで完了します。
どんな感じの試験なのか、雰囲気が知りたい人はCASECの公式ホームページからチェックできますので参考にしてみてください。