子供の習い事として、英語の人気は男女ともに高くなっています。
公立の小学校でも英語が教科になることもあり、今後も英語人気が衰えることはないでしょう。
英会話教室などに通うことは、生きた英語に触れることができる素晴らしい機会です。
ですが、語学の習得に最も重要なのは量と反復です。
子供たちが一番多くの時間を過ごす家庭内で、手軽に英語に触れることができる方法やアイディアをご紹介していきたいと思います。
英語音声のCDを活用して日常生活に英語を取り入れる
CDで英語の歌などを聞かせることは一番手近で定番の方法です。
市販の英語CDも多く販売されているので、年齢にあった物を選ぶ楽しみもあります。
@年齢・レベル別!英語教師がすすめる英語CD
車での外出が多いご家庭なら、車で流すCDを英語のCDにするだけで一定量の英語に日常的に触れる機会ができます。
@ドライブで聞くのにおすすめの英語教材CD
何度も繰り返し流しているうちに英語のフレーズに慣れて口ずさむようになり、発音も自然に近づいていくことに気が付くでしょう。
日本でもお馴染みの曲が英語にもたくさんあります。
馴染み深い曲でも英語の歌詞は初めて知るなど、大人にとっても発見があったりするので、ぜひ一緒に楽しんで聞いていただきたいと思います。
@メロディーを知っていて馴染みやすい英語の歌一覧
英語の早口言葉遊びや英語のチャンツで楽しみながら親しませる
音楽を聞かせることは生まれたばかりの赤ちゃんから有効ですが、幼児期以降の子供たちなら英語の早口言葉やチャンツなどのリズム遊び的な英語CDも有効です。
親しみやすくて楽しいリズムや早口言葉は子供たちにも人気が高く、遊び感覚で英語に触れることができる機会になります。
英語の歌を聞くだけでは物足りなさを感じた時や、変化を加えたい時に、取り入れてみてはいかがでしょうか。
@英語の早口言葉一覧
@児童向けの英語教育で人気のチャンツとは?
動画サイトを視聴する
インターネットで見ることができる無料動画サイトでも、たくさんの英語動画を見ることができます。
もちろん、子供向けのアニメーション動画もたくさんあります。
動画サイトの優れた点は、歌を聞くだけでは想像しにくい単語やフレーズでも、動画を通して理解することができる点です。
CDで聞いたことがある歌が動画サイトにあることも多く、はCDの歌の世界をより深く理解する手助けにもなります。
一方で、幼い子供に動画サイトを視聴させることに慎重な意見も多くありますが、ルールを設けるなどして上手に利用することができれば、動画サイトも有効な勉強方法の一つになります。
アルファベット遊び
英語に対して抵抗なく、身近に感じてもらうためにお勧めなのが、アルファベット表を家庭の中でよく目にする場所に貼ることです。
とても簡単な方法ですが、特に子供の場合は、よく見るものには親しみを覚える傾向があります。
日常的に目にすることで形を覚え、アルファベットに抵抗がなくなる効果が期待できます。
@無料でダウンロードして使える!子供の興味を引くアルファベット表
アルファベットをある程度覚えたら、カード遊びなどを通して定着を図りましょう。
大文字のアルファベットカードを2組用意してカルタや神経衰弱のように遊んでもいいですし、大文字と小文字を組み合わせるゲームをするものお勧めです。
アルファベットが読めて、単語が読めるようになってきたら、英単語を家に貼るのも楽しい遊びになります。
例えば、desk(机)が読めるようになったら、机に【desk】と書いたカードを貼ります。
door(ドア)が読めるようになったら、ドアに【door】のカードを貼ります。
子供が自分で読めることで自信が付いて、もっとやりたいと思うようにリードすることができれば成功です。
カードを少しずつ増やし、中に初めての単語も入れてみる。
そうすると「これは何?」という質問が続き、徐々に単語も増えていきます。
家の中で簡単にできて単語力も増やせる、楽しい英語遊びです。
家庭内の英語勉強に、目標と達成感をつくる
家庭内でたくさん英語に触れても、どれくらい英語を覚えたのか確認する機会はほとんどありません。
特に英語に触れて欲しいと願っている親としては、子供の達成度は気になるところでしょう。
客観的に英語力を判断する機会として、代表的なものに英検ジュニアなどの受験があります。
インターネットで練習問題に取り組むだけでも新鮮ですし、ご自宅でインターネット受験することもできます。
手軽なことに加えて、何より子供の英語力を図り、親子供に受験による達成感をもてることで今後の励みになってくれます。
もちろん、英検ジュニアなどの受験だけではありません。
一緒に海外旅行に行ってみる。
英語教室やサークルなどのイベントに参加してみるなど、子供にも「単語や短いフレーズだけだけど、英語ができるようになっている」と実感できる機会。
インプットしたものをアウトプットする機会を、ぜひ作っていただきたいと思います。
まとめ
ご紹介してきたのは全て、どんなご家庭でも手軽に始めることができるものです。
家庭内での英語世界でも、工夫次第でどんどん世界を広げることができます。
何より、「楽しむこと」。
どんな方法でも、楽しく触れることができれば、子供は繰り返し行って、それが自然に力になっていくでしょう。
英語に限らず、家庭は子供にとって一番の学び場です。
子供が楽しく英語に触れるのを見守り、時には一緒に楽しんでみてください。
一緒に楽しむ相手がいることで、楽しくてさらに好きになる。
そして、さらに上手になって、また好きになる。
この好循環のきっかけ作りを、まずは手近なところから始めてみてはいかがでしょうか。