子供たちを取り巻く英語環境と英語教育の必要性

子供たちを取り巻く英語環境は、私たち大人の時とは比べ物にならないほど違います。

中には、「英語が話せなくても別に困らない」と考える方もいるでしょう。

確かに今までの社会ならそれでも困らないかもしれませんが、未来を生きる子供たちは違います。

子供たちの英語環境の現状と将来について、考えていきたいと思います。

社会環境から見る、英語の必要性

日本に住む外国人が増えていくという現実

日本の労働人口不足により外国人の受け入れがニュースになっていますが、今後もその拡大が見込まれています。

日本に住む外国人が増えていくと、「日本語だけでも困らない」とは言っていられなくなるでしょう。

想像してみてください。

自分の会社に外国から有能な人たちが来て、その人たちが英語で仕事をしていたら。

日本人でも英語で話せる人のほうが、よりコミュニケーションが取れて信頼もされ、円滑に仕事が進むと思いませんか?

インターネット上でも共通語になりゆく英語

また、現代人に必須となっているインターネットの世界でも、英語は一番使用されている言語です。

Internet World Statsが発表した『世界における言語別インターネットユーザートップ10』の記事によりますと、インターネットを利用しているユーザーの約25%は英語を母国語としている人です。(2017年12月31日時点 出典元:Internet World Stats – Internet World Users by Language Top 10 Languages

英語に次いで多いのが中国語で20%、日本語は全体の3%にしかすぎません。

インターネットユーザーの使用言語比率は世界の人口比率とある程度相関しているため、人口の多い国の母校語が上位を占めるのはある意味当然ですが、日本語が全体の3%という数字には驚かれるのではないでしょうか。なお、この統計ではバイリンガル・トリリンガルなどのマルチリンガルの方は、一律母国語ユーザーとしてカウントされています。

そのため、英語以外を母国語とする人で、第二外国語、第三外国語として英語ができる人を考慮すると、インターネット上における英語ユーザー数は更に高くなるでしょう。

 

実際に、最新の情報は英語の記事しかないことも多く、世界最先端の研究をしている研究者が「英語ができないと情報が入ってこない」と仰っているのを耳にしたこともあります。

子供たちが将来たくさんの情報、深い情報が必要になった時、英語が出来るか出来ないかで変わる情報量の差は、大きな違いを生むことでしょう。

このような社会背景から、日本の英語教育も大変革を迎えています。

変わる英語教育現場、注意したいこと

戦後最大の英語教育改革

大きなニュースから見ると、2021年からは大学入試が変わります。

今までの「読む・書く」が中心だったテストから、「聞く・話す・読む・書く」の4技能評価となります。

これは使える英語が身に付いているかを試されるテストと言えます。

もちろん、今までの中学校から高校の英語授業でそのような教え方はされてこなかったので、戦後最大と言われる英語教育の改革が始まりました。

中学校で初めて英語に触れる前の準備として、公立小学校でも英語が教科となり、2020年度からは高学年で70時間の授業数が割り当てられます。

内容も、今までの机上レベルの英語ではなく、使える英語を身につけられるよう方針づけられています。

英語教育の低年齢化はこれからも進み、将来的には幼児にまで落とし込みがされるのではないかとの予測もあります。

英語教育改革に乗れる子供と、乗れない子供

学校で英語を習う前から英語に触れていた子供は、英語に対して関心が強く積極的であるというデータがあります。

そのような子供はやはり成績もよく、それ以降も「英語が好き」と答える率が高いです。

一方、それまで英語に触れてこなかった子供の中には、中学校からどんどん進む授業についていくことが出来ず、「英語が苦手」「英語が嫌い」という子供も少なくありません。

中学校に上がってから英語に苦しんでいるという話は実際よく耳にします。

英語教育を進めたいのに、英語嫌いを生んでしまっては本末転倒です。

そのバランスが教育現場でうまく図れるようになるまで時間がかかるとしたら、今、どのような対処がとれるでしょうか。

早いうちから英語に慣れ親しむこと。

このことについての大切さを、実例をもとにご紹介します。

幼児期から英語を学ぶメリット

幼児は真似っこ上手

幼児期から外国語を学ぶメリットはたくさんあります。

まずは耳が良く、真似が上手いということです。

幼い赤ちゃんはあらゆる音を認識することができると言われています。

音の幅が広いインド語は、普通の日本人の大人では区別できない音があるそうですが、赤ちゃんはその違いが分かるのだそうです。

日本語は音の幅が狭いので、英語でも聴き分けが難しい物が多くあります。

それを聞き分ける幼い子供の耳の良さはまさに、子供が持っているギフト(才能)と言えるでしょう。

真似が上手いのも同様です。

何度も音を聞いているうちに、同じ音が出せるようになります。

大人が頑張っても習得が難しいことを考えると、羨ましくなってしまいます。

幼児の強さは「怖いもの知らず」ということ

そして、何よりも幼い子供たちの強みと感じるのは、「分からないこと、間違えることが怖くない」という点です。

幼い子供は、母国語でも分からないことが日常的にあるので、英語を学んでいて分からないことがあってもまったく気にしません。

間違えることも同様です。

大きくなってくると、「分からないとダメだ」「間違えることは恥ずかしい」という気持ちが先行して、積極的になれなかったりしますが、小さな子にはそれがありません。

これは英語に限らず、新しいことを学ぶには非常に有利な点です。

幼児英語反対派の心配

一方、幼児期から英語を学ばせることに反対な方の中で多く聞かれるのが、「日本語もまだしっかり理解できていないのに、英語を始めたら子供が混乱するのではないか」というものです。

確かに、小さなころから英語にたくさん触れていると普通の会話の中でも英単語がでてきたり、日本語と英語が混じるという光景はよく見ます。

でもこれは成長とともに自然に修正されていきます。

日本に住んでいて家庭での会話が日本語であるなら、そこを強く心配する必要はあまりないでしょう。

不思議なほど、子供は言語の違いを自然に理解していきます。

もちろん、母国語は大切に。

英語に楽しく触れたら、綺麗な日本語で書かれた絵本を読んであげるのも親子の素敵な時間になるでしょう。

まとめ

世界共通語の英語が話せるようになれば、子供たちの世界は確実に広がっていくでしょう。

世界の70億人のうち、英語を母国語または第二公用語としている人口は約18億人と言われています。

ほぼ25%で4人に1人の割合です。

さらにこの人数は拡大しているので今の子供たちが大人になる頃には、英語が話せることは世界の常識になっていると考えられます。

子供が英語を学ぶこと。

これはきっと、子供が自分の将来を広げることに繋がります。

たくさんの子供たちが、楽しく英語を使って輝ける。

そんな未来を期待してやみません。

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