中学生の子供が海外ホームステイに行く前に伝えるべきアドバイスとは

英語教育に熱心な保護者が増え、中学生の子供を海外留学に行かせる人も増えましたね。

中学生にもなると親から多少独立し、自分のことを自分でできるようになり、ホームステイに対する不安も少しは解消されるのではないでしょうか。

そんな中学生の時期は、「視野を広げてほしい」と願う親が子供を海外留学に送り出すタイミングとしても優れています。

この記事では、中学生の我が子を海外にホームステイさせる時に、親としてどのようなアドバイスをするべきかについて、ご紹介します。

留学先では同じグループで固まらず、広い交友関係を目指させること

中学生というとまだ精神的には幼い部分があり、集団行動を好むことがあります。

数週間の海外留学の場合、2、3人の友達と仲良くなり、ずっと同じメンバと一緒にいて、他の子供たちと関わろうとしない、ということが珍しくありません。

しかし、せっかく海外で新しい出会いが多いのですから、相手が日本人であっても外国人であっても、とにかく広く友達を作ることが大切です。

自分の知らない世界を見開き、広い視野を手に入れるためには、多種多様な人と関わることが重要だからです。

居心地の良いメンバーで固まらず、可能な限り色々な人と交流することを中学生の子供に勧めるのが良いでしょう。

現地で相手を馬鹿にした態度はとってはいけない!社会的なルールは守ろう

中学生と言えば思春期の真っ只中ですから、大人の意見に従うことができなかったり、ルールに反発を覚えたり、ということもあるでしょう。

海外で語学留学をする際には、その国の社会的なルールは守ることが大切です。

子供は外国語であっても、悪い言葉や汚い言葉はすぐに覚えます。

例えば、”F○ck”や”B○tch”と言った言葉は留学したらすぐに覚えてしまうことでしょう。

しかし、そういった言葉は調子に乗って使ってはいけない言葉です。

中学生は、俗語を学ぶと、ついついネイティブっぽくなった気がして、俗語を中心とした話し方を好む傾向がありますが、とても品がないことです。

これは、言葉だけではなく、行動においても同じです。

人に向かって中指を立てることはもちろん、指を指したり、指を使った挑発的な行為も感心できるものではありません。

この時期の子供は、ついつい悪いものをや悪いことが格好良く見えてしまう時期ですので、親の目が届きにくい留学中に、そういった悪環境に染まらせれない注意が重要です。

日本語で好き勝手言いたい放題させないこと

海外に行くと、大声で日本語で誰かの悪口を言ったり、悪態をついたりする人もいますが、こういった行動も慎むように念押しましょう。

特に、留学先で日本人の友達と一緒にいると「どうせ誰もわからないだろう」と、油断して日本語でしゃべることが増えますが、注意が必要です。

日本語が分かる外国人は増えていますので、そんなことをしてしまえば、日本人に対する偏見を持たせてしまう可能性もあり、良い結果は得られません。

せっかく言語を勉強するために海外に行っているのですから、その国において白い目で見られるような行為は避けたいものです。

食文化に違いがあることを教えておくこと

海外の「お弁当」は日本の「お弁当」とは全然違います。

海外ではサンドイッチが主流ですので、日本のバランスが良いお弁当は期待出来ないのです。

数週間のホームステイの場合、ホストマザーがお弁当を作ってくれることが多いでしょう。

しかし、日本と海外のお弁当は概念が違うということを子供に良く教えておく必要があります。

日本のお弁当と言えば、おにぎりや卵焼き、ウインナー、ゆで卵やプチトマト、ブロッコリー等バランスよく様々な食材が入ってる「お弁当箱」のイメージを持つ人が多いのではないでしょうか。

最近ではキャラ弁といった言葉も出てくるくらい、日本のお弁当は凝りに凝っています。

しかし、これはあくまでも日本独特な例であり、外国のお弁当はこのようなものではありません。

海外では、お米ではなくパンが主食であることもあり、ランチは主にサンドイッチになることが多いのです。

野菜がたっぷり入ったサンドイッチもありますが、中には、ハムが一枚挟まっているだけだったり、ピーナツバターが塗ってあるだけだったりと、家庭によってサンドイッチの形態は大きく異なるのです。

日本のお弁当の感覚で「お弁当」を期待していると、ピーナツバターが塗ってあるだけのサンドイッチを受け取ると、子供はびっくりしてしまうこともあるかもしれません。

そしてそのようなサンドイッチを見て、「自分はホストファミリーから大切に思われていない」と思い込んでしまう子供も少なくありません。

しかし、それはホストファミリーが子供を大切に思ってくれていないからではなく、ただ単にそのような食文化や習慣があるだけなのです。

その点を誤解しないように事前に良く話しておくと良いでしょう。

海外ではおやつの感覚も日本とは違う!

海外の場合、デザートとしてりんごがまるまる1個入っていたり、小さめのスナック菓子がいくつか入っていたり、ということも珍しくはありません。

日本の感覚で言えば、お弁当に入っているデザートは「皮がむかれた」リンゴやオレンジなどを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。

しかし海外では、りんごは丸洗いしてそのまま持たせるのが普通です。

どうやって食べるのかといえば、皮のついたまま、まるかじりです。

りんごの皮を向くことを常識と思っている子供は、りんごをそのまま渡されて途方に暮れたり、皮を向いて切ってもらうことをお願いすることもあるようですが、「郷に入っては郷に従え」です。

りんご丸かじり文化に慣れるようにさせましょう。

また、スナック菓子を学校に持っていくのは、遠足などの特別な時だけですよね。

しかし海外ではチョコレート等のお菓子を学校に持っていくことが普通に許されている事が多いです。

お弁当が質素なサンドイッチで、おやつにチョコレート等のお菓子をもたせるだなんて、栄養のバランスが取れていないように感じてしまいますが、これもホストファミリーが意地悪しているわけではありません。

彼らにとっては、それが「普通」のことなのです。

ランチタイムは日本の子供たちが最も衝撃を受ける時間の1つですし、食育に熱心な日本の保護者が心配する点でもあります。

ですが、このようなランチタイムの文化の違いも楽めるくらいになることが、心の余裕と人としての器を育てるための良い経験となります。

ランチが理由でホストファミリー険悪にならないよう、親として海外のお弁当は日本のそれとは違うということを子供にはしっかりと事前に教えておきましょう。

そうすることにより、子供もカルチャーショックを受けずにホームステイを楽しむことができるでしょう。

短期間の海外語学留学では大きくは変わらない

中学生というのは非常に繊細な時期です。

大人でもなく、子供でもないという狭間で悩みを抱え、学校生活や人間関係において多かれ少なかれ不安や悩みを抱えているのが中学生です。

中学生の子供にとって、海外でのホームステイは大きなイベントであり、不安と期待で胸いっぱいとなります。

そんな中学生のわが子に対しては、海外留学の成果を強く期待しすぎないことも親として重要なポイントです。

たった数週間の海外ホームステイや語学留学では、目に見えて大きく変わる変化はなかなかありません。

もちろん、ホームステイや海外留学は、多感な中学生を大きく成長させる貴重な体験です。

しかしその経験でいきなり性格が大きく変わったり、大きく成長したりすることはないので、出発前と帰国後のビフォーアフターに過度な期待をするのは禁物です。

短期間では如実な変化が現れなくても、中学生での海外留学経験は、間違いなく子供の中では大きな変化のきっかけとなります。

しかしそれは、子供の中で少しずつ変化し成長するもので、海外から帰ってきたら見違えるようになっているものではないのです。

親の過度な期待は子供のプレッシャーとなるので、焦らず、じっくりと見守ることが大切です。

まとめ

中学生は思春期の最中にあり、非常に繊細な時期でもあります。

ホームステイ先で経験する些細な文化の違いや、習慣の違いにもショックを受けてしまう、ということが少なくはありません。

そこで親としては、事前にカルチャーショックを受けそうなことについては事前に子供に説明し、どの様に対処するのが良いかをアドバイスすると良いでしょう。

海外に行く前から適切な助言をしてあげることができれば、現地で日本と異なる文化に生に接した際に上手に立ち回れる様になりますし。

中学生でのホームステイを有意義な経験とさせるために、暖かく見守りつつアドバイスしてあげましょう。

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