『英語の歌を好きになってもらって、自然に英語の発音やリスニングの力を伸ばしてあげたい!』
子供さんに早く英語に慣れてほしいと願い、英語の歌をBGMとして流して、音楽を英語耳の発達に役立てたいと考える人は多いと思います。
歌や音楽は子供にもとっつきやすく、子供の場合自然に覚えやすいので早い段階から子供に洋楽を聞かせるのは、英語耳の育成に良い方法です。
この記事では小学校3年生くらいのお子さん向けにおすすめの、英語の発音と英語耳育成が期待できるおすすめの洋楽をご紹介します。
小学生の子供が英語を楽しく学べる洋楽の選び方
英語の発音やリスニングの力を向上させるという目標で聞く音楽ですので、選ぶ基準と重要なのは発音が正しいことです。
極端なことを言えば、発音が正しければネイディブでなく、日本人のアーティストが歌う英語でも大丈夫です。
例えばSEKAI NO OWARIのボーカルのFUKASEさんは日本人ですが英語の発音がすごく上手です。
Alexandrosのボーカルも日本人で、海外在住経験もあり英語が上手ですが、少し中東訛りな部分もあります。
あまりにも古い歌のように訛りが大きいとなかなか実用的ではありませんし、ネイティブでもわからないようなスラングなどが入っていると理解できません。
オーセンティックなイギリス、アメリカ発音のアーティストがよいでしょう。
また、お子さんが聞く歌ですのであまりネガティブな意味の歌詞や、下品な単語、差別的な単語が入っていることは望ましくないでしょう。
とは言いますが、好きな音楽は個人の感性によるところが大きいものですので、好きな洋楽を見つけてみてください。
最近は洋楽がよくテレビでも流れていることもあり小学生でも知っている洋楽もあると思いますので、CMで使われているような歌を選んでみてみよいでしょう。
英語学習の洋楽の王道「カーペンターズ」
筆者が圧倒的にオススメする洋楽はカーペンターズの曲です。
嫌いな人はいないすばらしいメロディに加え、とにかく発音がものすごく綺麗です。
洋楽は普通に聞こうとすると速すぎて聞き取れないことがほとんどですが、カーペンターズの曲は発音が綺麗で、一つ一つの単語がはっきり聞き取れます。
文法も単語も易しいものがほとんどで、歌詞の意味も理解しやすいです。
簡単な英語で、結構深い意味のある歌詞ですので、引き込まれます。
特にオススメの曲は『トップ・オブ・ザ・ワールド』です。
「イエスタデイ・ワンス・モア」もオススメです。
この二つは学校の英語教育でも積極的に使われており、保護者さんの中にも学生時代に授業で歌ったことがある方も多いのではないでしょうか。
その他英語学習にオススメのアーティストと洋楽
他にもオススメのアーティストや曲を紹介します。
日本でも大きな話題になった「アナと雪の女王」の主題歌である「let it go」もお子さんにはとてもオススメです。
原曲はサビ部分以外は少し聞き取りにくいかもしれませんが、サビ部分は日本でも有名ですし綺麗にはっきり発音されていますので歌詞を見ながら一緒に歌ってみましょう。
映画も合わせて日本語字幕で見直してみてはどうでしょうか。
他には、Beatlesの曲も発音がよく教育現場でも人気です。
「Let it be」は歌い継がれる名曲ですが、文法も簡単で初心者でも歌いやすくオススメです。
「Hello, Goodbye」の”You say goodbye, and I say hello.”のフレーズはあまりにも有名ですが、この他にも同じフレーズが繰り返し出てきますので覚えて歌いながら練習しやすい歌です。
英語の洋楽を使った発音とリスニングの学習法
英語の歌を聞きながら英語の発音や英語耳の育成を向上させるのに重要なことは、BGMのように聞き流さずに、歌詞を見て歌ったり、意味を考えてみたりすることです。
洋楽が好きな保護者さんは身に覚えがあるかもしれませんが、好きな洋楽をずっと聞いていてもなかなかうまく歌えるようにはなりません。
歌詞を見ながらCDの歌について歌ってみて、歌詞を覚えたら歌詞を見ずにCDについて歌ってみましょう。
その中で実際にCDと同じ速さで歌うには日本語のカタカナ発音のようなすべての音に母音をつけて歌おうとすると口がうまく回らないと思います。
また、リンキングをして2つの音を1つにしないと歌えない箇所も多くあると思います。
これはテンポがゆっくり目のカーペンターズなどでも同じことです。
うまく歌えるようになる頃には、英語の発音やイントネーションを身につけています。
発音できないうちはうまく聞き取ることはできませんが、うまく歌えるようになってから聞いてみると何と歌っているか驚くほど聞き取れるようになっていると思います。
まとめ
洋楽を聞かせることで子供さんの英語の発音やリスニングの力を伸ばしてあげたいと思っている保護者さん向けに、学習用の洋楽の選び方やオススメの曲と、その学習法を紹介してきました
一番重要なことはお子さんが好きでずっと歌っていられるほど好きな曲を選ぶところです。
そして、BGMのように聞き流すのではなく歌詞を見てCDの速さで歌えるように何度も練習してみましょう。
これをするだけで英語が上手に話せるようになるという夢のような話ではありませんが、子供さんが楽しんで英語に親しめる機会でもありますので、ぜひ試してみてください。
なお、BGMとして音楽を流すのであればAmazonプライムの会員なら無料で聴けるAmazon Prime Musicの活用がおすすめです。
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